琵琶湖と琵琶湖に繋がる水系にのみ生息し、日本産のナマズ類では最も大きく成長する種類である。琵琶湖固有ナマズには、他にイワトコナマズというナマズもいるが、こちらのビワコオオナマズは最大１ｍを超え120~130cmにまで成長する。メーターを越える個体はだいたいメスだと言われており、琵琶湖においてはブラックバスすらエサとなり生態系の頂点に君臨する。見事釣り上げた際はライトで照らして魚体の色をよく見て欲しい。写真で見た色と全く違う、深い青銀の輝きに思わず息を飲むはずだ。

	梅雨時は、日の入りが一年で一番長い時期。このくらいの時間から勝負が始まる

ビワコオオナマズの行動は、マナマズとほぼ同じようなイメージだと言われている。基本的に夜行性で、日中は深めの岩場や水草の中でジッとしている。夕刻過ぎて夜の暗がりの中で活発に泳ぎだし、目より敏感な自慢のヒゲでエサを探して深夜徘徊し出す。水がド茶濁っている時や、雨曇の時では、日中でも餌を求めて泳ぎ回ることがよくある。