〜遠征報告〜
                                                                                                komatsu@bassinheaven.com

3月のエルサルト・スタッフ同行


アングラー 東京都 / ナマエ リュウタロウ様
フィールド メキシコ / レイクエルサルト
期間 2011年 3月 3日〜 3月 10日
最大 62cm/9lb+

結果から言うと、4日間の釣りで、おそらく200匹は水揚げ。
自身は、9LB、62センチをゲット!初めてのメヒコとしては大満足の内容でありました!

初バスを釣ったのが確か10歳のころ・・・(確か18センチ!)。その頃から時間を経ることおよそ四半世紀。
バスフィッシングのとあるカタチの最終目的地だと思っていたメキシコに行ってしまった至福の記録です。
衝撃的な思い出とナイスバスたちの写真にニヤニヤしながら、肌寒さの残る東京でメモさせていただきまシタ。


<準備>
 エージェント・コマツに連絡をとったのが年末も押し迫った頃。考えていた日程時期に同行ツアーの計画がある!ということ。しばらくたったところで、催行決定のお知らせがあり、エルサルト行きを決定。
そこからの、釣り道具の準備がまた楽しく、スーツケースの重さとにらめっこしながらルアーをたんまりと用意。また、2年前にエルサルトに行ってきた、ホームレイクである牛久沼・たまやボートの先駆者たちからの餞別ルアーもたっぷりほおりこみ(アリガトウございました!)、すでに行きの荷物はパンパンとなったのでした。むむ、たぶん、お土産は入らない・・・。


<出発>
 今回は、羽田発ということで都内暮らしには楽々な集合。キレイな国際線ターミナルにすでにバカンス気分爆発。集まったメンツは、エージェント・コマツを含む4名。しかも、僕以外は全員がメヒコ経験者という猛者ぞろい。岡山は倉敷からやってきた、ナイスミドル・Fさんはバカラックに実に5回!すでにテンパウンダーの仲間入りを果たしているメヒコリピーター。エルサルトは初だと言う。もう一方のT氏に至っては、ついこないだ!年末年始に新婚旅行でバカラックに4日間の釣りをしてきたばかり!そして、すぐにエルサルト行きを決心した理由が「嫁さんに9LBを釣られてしまっているからそのリベンジで。」だからだという・・・新婚早々バチバチですな。

そんなメンバーと初対面にも関わらず、すでに羽田空港からわいわいと釣り談義。デルタ航空の荷物係りオネェサンには、ロッドをカキーン!!!とかまされたが、巨大バズーカを「これで1本分でしょ」2本のバズーカを1本にくくり、竿たちをみんな仲良く送りだしたのでした。しかし、7フィート前後のロッドが全盛だからか、ロッドケースが長いのなんの・・・でも、愛竿でやりたいのがジャパニーズバサー。しょーもない。
 で、なんやかんやで、羽田発。ロスで一泊ののち、空路再びメキシコ・マサトランへ!移動は1日半!長くも楽しい旅でありました。ロスでは、アメリカンな雰囲気もほんのちょっぴり満喫。


<ロッヂにて>
 広がるのはいかにもな、メヒコな風景!ラジオから流れる、メキシカンミュージック以外の何ものでもないリズム!ラジオDJのテンションも高い。乾燥した大地を走るとサクサクと到着。すぐさまロッドを開封。破損もなく、安全を確認し準備開始。メンバー一同、漁師モード突入でリグりはじめると無口に!おそろしや・・・

<習うより慣れろの@日目>
 賞味4日間の釣り三昧。@日目は、とにかく様子見だといいつつ、心の中ではグランデが・・・。同船は、新妻へのリベンジを誓うT氏。朝方のトップで一匹とり(意外と出ない〜〜)、その後、ボチボチ釣れるクランクタイム。初体験のキャロライナリグでも何本かゲットしてシェスタへ。
午後も、キャロでぽろぽろ釣り、夕方のフィーディングタイムにフルークで、5.5LB・52センチをゲット。ちなみにこれでも自己記録更新です。まぁ、余裕の2キロアップですからね。1日で20〜30匹ほど釣り終了。


<100匹オーバーとグランデのA日目>
 2日目は、倉敷のベテランバサーFさんと同船。このFさんの釣りが衝撃的で、スピニングを使用したワッキーの中層スイミング!(「アノワーム」を使用)これが、となりで爆発されて、ワッキー・ネコリグすげぇなぁと思う!まねして、6インチセンコーワッキーやってみるとこりゃまた釣れる!こういう新しい釣りをバンバン試せたのもメヒコならでは。この日は、ガイドのエイドリアンに釣れる度にカウンターで計ってもらい最終的には、2人で100匹超えを果たす!

 エイドリアンは、キャロには滅法うるさくて、この日は、キャロ特訓デイでもあった。おかげでか?キャロで最大6LBもゲット。フッキングの勉強にもなった。ただし、まかれ切れも多くて、タックルバランスの難しさについても勉強することに。25ポンドラインもまかれりゃ切れる現実・・・。キャロでは、フルパワーフッキングをした際、リールのカーボンハンドルを破壊。こんな馬鹿力があったとは!?結果的に使える竿が減る、その後、移動時に竿も一本折ってしまうのだった。(気づいてたら折れていた〜〜)

 そして、この日は、数釣りだけかと思いきや、グランデの捕獲にも成功。風が吹き当たる、立ち木の乱立する岬にスピナベを投げていたところ、グーッと重くなるアタリ・・・「あれネガカリか?」(デカバスあるある)と思っていると何ともいえない生命感と共に巨体が大ジャンプ!ガイドのエイドリアンの動きが急に機敏になり、何度かいなしてネットイン!Fさんと一緒に「これはイッタろー」と船上はにわかにお祭り騒ぎ。正式なサイズは、「9.15LB、62センチ」。1回くらいはハタイたのかな?っていう感じのママさんでした。ちなみに、ルアーはOSP・3/4OZのタイフーン。これ、前出の牛久沼たまやボートの新年会の、ジャンケン大会でもらったルアーでした。関東じゃちょっとオーバーサイズ?かもしれないけれど、ガッチリロッドに25LBラインにはこのくらいのボリューム感で引き心地もバッチリでありました。



<止まらないB日目>

 3日目はエージェント・コマツと同船。この日は午前中から凄まじかった!朝方は、この2日間反応の薄かったトップタイムがいよいよ目を覚ます!当たりルアーは、ラッキークラフトの「トネスプラッシュ」。これを岸際ギリギリに落として美味しそうなポップ音をかますとバコバコに食ってくる。1時間半ほどで10匹以上はゲット。最大5.5LB・56センチフィッシュは、キャッキャ言いながら動画撮影していたら一投目でガボーンと釣れたドラマティックな一匹に。映像しっかり撮れたのかな??

 日が高くなると、ガイドの「バスを釣らせて14年・ミゲル(38歳)」がおもむろに「ここクランクベイトだ!」という場所に。ここからは、時間の経つのを忘れるほどの入れ食いタイムが。ムービーをまわしていても釣れるでは?と録画をすると、3連チャン・4連チャンの恐ろしいモードに・・・。ただし、どんなルアーでも釣れないのが釣りの面白いところ。漠然とクランキングするわけではなく、ある程度レンジなり、リトリーブなりにコツを掴んでからの連続劇であった。日本のタフレイクでも試してみたいと思うところである。
 エルサルトのバスたちは素直。やることちゃんとやると反応してくれる。決して管理釣り場ではありませんよ。ワイルドなバスたちが相手なところがグッド!!!。

 午後も、巻きモノを中心に、ラッシュは続く。この日は、2人で150匹以上!は水揚。夕方、握力がなくなって、トップで食わせた時にロッドを落とす有様・・・アブねー。ガイドのミゲルも失笑。

<諦めないC日目>

 最終日は、再びT氏と同船。この日の朝も、トネスプラッシュタイムが!同船のT氏も忍ばせていたトネスプで、6.5LBをゲット。サカナの飛び出し方がこれまたヤバかった!!!「食う」というより「襲い掛かる」といったバイト。たまりませんなぁ〜。
 午前中は、ガイドのミゲルも、ここにきて新しいポイントを見せてくれて数は、巻物で楽しく釣れ続けたのでした。

 ただ、まだ報告できていないのは、メンバーで「テンポンドオーバー」がまだ獲れていないということ!すでに、「テンパウンド♪テンパウンド♪」とうつろに経典を唱える「テンポンド教信者」たちとなった私たち。それは、ガイドたちもわかっていてくれたらしく、「大物」ポイントを午後は回ってくれることに。バイトは減り、チキータは食わないが、明らかにヤツ等がいる・・・そんなポイントをガンガン流していく。釣れる数は少ないが、集中力はグッと上がったラスト・デイだった。ガイドと、カタコトながらも終盤は楽しく話したりしてこれもヨカッタ。もっと、コミュニケーションがとれれば。しかも、スペイン語ができれば更にナイスだったなかな。



<そして反省・帰国>
 エルサルトは、史上まれに見る大減水。そして、名物?のティラピア漁師ネットの嵐で釣りづらい面もあったが数、そしてサイズも獲れ最高の時間が過ごせた。(宿題は「10ポンド」・・・)
さらには、行く前から決めていた「ノー携帯・ノーインターネット」生活を一週間弱ばかり送れたのは自分自身としては素晴らしい体験とリフレッシュとなった。ロッヂや一部の場所では、携帯の電波が軽く立つようになっている!が、あえて電源オフで過ごしてみるのも一興!だって、日本にいるとここ10年以上そんな生活ないじゃないですかぁ。

 ・・・そして、そして帰国一週間後、春の茨城県牛久沼に繰り出し、たまやボートの今シーズンの初戦に出場。
「釣りが上手くなっているのでは!?」という前向きな予測は杞憂に終わり、オデコでフィニッシュしたのであった・・・。


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