〜遠征報告〜
                                                                                                komatsu@bassinheaven.com
アングラー 沖縄県/ノゴ様
フィールド ハワイ / オアフ島
期間 2013/11
ハワイ・オアフ島レイクウィルソンバス釣行


 従兄弟の結婚式に招かれ、生涯初となる海外へ4泊6日の日程で渡航が決まった。結婚式は半日のみ、それ以外は終日フリーとなるプランだ。となれば、空いた時間に釣りを楽しみたい!そう考え、“バッシンヘブン”の小松氏へガイドの依頼をお願いした。幸いにも、両日共予約が取れ、ほっと一安心。

 午前7時、ガイドがホテルまで迎えに来てくれるということで、ホテル玄関外で待つ。しばらくすると1台の車が止まり「Hi. Fishing?」と話しかけられた。彼の名前はクリス。今回の釣行を支えてくれる頼もしいガイドだ。釣り場までは1時間弱らしいが、車内は当然釣りの話で盛り上がる。聞くところによると彼は30歳。ガイド歴は11年で、バス、スネークヘッド、ボーンフィッシュやGT、さらにはトラウトまで精通しており、年に何度か海外遠征もこなすという無類の釣り好きだった。



 40分ほどで湖に到着。第一印象は、日本のどこにでもあるようなダム湖。しかし、生えている木々が日本のそれとは異なり海外に来た実感に湧き立つ。手早く準備を済ませ、ボートで最初のポイントへ向かう。そこで、クリスから今回のターゲットである“ピーコックバス”の釣り方を教わる。ピーコックは完全な魚食性で、ルアーのスピードが遅い。あるいは、止めてしまうと見切られバイトにつながらないとのこと。
また、岸ぎりぎりの障害物に付き小魚を待ち構えているらしく、キャストの精度で釣果が分かれるとも教えられた。タックルは一式レンタルで、4lb.のスピニングタックル。メインルアーは、ウィードレス効果を高めたスプーンとゲーリーのヤマセンコー3in。色は、スプーンの場合シルバー。センコーは、ホワイト系とピンク系に分があるらしい。これを水面直下で時折トゥイッチを加えながら早巻きする。ラージも視野に入れるのであれば、スローテンポな釣りもありということだが、今回はピーコックに絞った釣りを展開した。

 キャストを繰り返すことおよそ1時間、同船の弟が沈黙を破った。突然水面が割れ、激しくルアーにチェイス! クリスは、「もっと早く巻いて」と檄を飛ばす。すると、ピーコックはさらに加速、ルアーにバイトしたと思った瞬間、すぐさま急潜航。心地よいドラグ音が流れる。ほどなくし、ボートに魚体が横たわる。弟は「ラージの2倍は強い!」と興奮を隠せないでいた。



 よし、次は私の番だと集中力を高めキャストを繰り返す。クリスは「引っ掛かっても問題ないから、もっと岸ぎりぎりにキャストして」と、私にアドバイスを投げかける。この言葉に救われ、少しずつキャストの精度が上がったところに沈んだ倒木が現れた。クリスは「あの倒木にキャストしてみて」と私に勧めながら「ロストしても構わないから、落ち着いて」と励ましてくれた。クリスが見守る中、放たれたルアーが最深部の倒木を越える瞬間、水中がギラッと光り私の操るルアーは消えていた。その瞬間、重さがロッドを握る手へと伝わり、魚とのファイトタイムが始まる。急浮上してジャンプしたかと思えば、急潜航しドラグを唸らせる。弟の言った通りラージよりも強い。クリスは、魚の大きさを瞬時に判断しボートを沖に出す。「深いから障害物はないよ。落ち着いてゆっくりファイトして」と私にエールを送る。何度かの鋭い走りをかわし、クリスがネットですくってくれた魚は40cm弱、今釣行の最大魚であった。感激の一言である。釣らせてくれたクリスに感謝したい。



 私は、ガイドを伴った釣りは初めてであり言葉の壁が一番の心配であったが、小松氏の言う通り釣りに関して言えばそれほどの壁は感じなかった。むしろ、外国人のガイドと釣りができて本当に良かったと心から思えるし、共通の趣味を持った異国の釣師との交流は本当に楽しかった。この素晴らしいひと時を与えていただいた“バッシンヘブン”の小松氏に心からお礼を申し上げたい。




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