釣果
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[タックル]
リール:TD−Z 3台 USアドバンテージ 1台ロッド:メガバス F4の6.4フィート、F4の6.5フィート、F6の7.2フィート、ダイワ・バトラーの7.0フィートルアー:ビックベイト、トップウォーター、クランクベイト、バイブレーション、ミノー等のハードルアー 約80個ワームはジャバロン、デスアダー、ゲーリーの8インチグラブ、バスアサシン、リザード8インチ等ライン:東レのナイロン25ポンド、30ポンド、フロロ25ポンド ほぼ毎日巻き換えました。 |
[荷物]
着替えはTシャツ、ロンT、ジャージ、下着など必要最低限。風邪薬、日焼け止め、テーピングなどを持っていきました。レインギアとキャップ、偏光グラスは必需品でした。朝は日本の冬と同じくらい寒く、日中は日差しがかなり強く偏光グラスがないと水中が見えるとかの以前に目が痛くなります。空港の預け荷物の数が限られているためリールやルアーなどはスーツケースの中にすべて入れなくてはならず、荷物の重量制限に引っかからないようかなり厳選しました。またロッドの梱包は現地に着いて折れていて釣りにならないでは話にならないので、かなり厳重にしました。ロッドのティップ部分に梱包材を巻き、ロッド袋に入れ、ロッドベルトで固定しました。私は専用のロッドケースではなく塩ビパイプを改良して持っていきましたが大丈夫でした。ただ持ち手は絶対に付けたほうが良いと思います。
[移動]
コリアンエアーで乗り継ぎ地のロサンゼルス空港へ向けて出発。約10時間のフライト時間は本や音楽などは必需品です。ロサンゼルス空港に到着後、入国審査がありかなり並ぶので早めに並んだ方が良いです。それらが済み、荷物を受け取りまた出国審査。そして乗り継ぎのデルタエアーの航空券をもらい、ロスから乗り継ぎ。運が悪く私達の場合は荷物を預ける時にオーバーチャージ料100ドルを取られてしまい、それと同時に英語力の無さを痛感しました。何はともあれ無事にロサンゼルスで乗り継ぎをし、メキシコのロスモチス空港へ。そこまでは約3時間のフライトで、日本時間で深夜だったのでずっと寝ていました。飛行機の中で必要書類を書く時、コリアンエアーでは日本人がおり楽でした。デルタエアーではいませんでしたが、すごく丁寧なフライトアテンダントの女性がいて、ちゃんと教えてくれました。現地に到着後荷物を受け取り、入国。空港に着くとすぐにバカラックロッジの方が迎えに来てくれていました。すごく陽気な方で、すぐに打ち解けました。かなり大きな車でロッジまで約3時間の移動。一緒にロッジへ向かうアメリカの方達と話しをしながらでかなり楽しい時間でした。ただ英語をもっとできればもっといろいろな話ができたのに…。車内にはビール、コーラ、水が常備してあり、トイレなども言えばすぐに止まってくれます。ロッジに到着後マルガリータを持ってメイドのお姉さん方が迎えてくれ、部屋に案内してくれました。その後、外に夕食を食べる椅子があり、マルガリータを飲みながらアメリカの方々と談笑しました。メキシコのナチョスをメイドの方が持ってきて、美味しく頂きました。夕食を食べ、次の日のタックルを用意して早く寝ました。
[釣り1日目]
モーニングコーヒーをメイドの方が持ってきてくれて、朝食。そしてすばやくボートの所まで車で送迎してくれ、いざ釣りへ出発!ガイドはマリオでした。タックルボックスをマリオが見て、朝一はマリオチョイスのトップで開始。一投目で出ました。その後トップで何本か釣り、ゲーリーのメキシカンワッキーに代えました。マリオはワッキーが大好きでとりあえずかなり勧めてきました。でも確かに釣れます。同船者のYもワッキーで50アップを釣りました。私はラパラのディープクランクで50アップを釣りました。初日は約25匹釣り、最高で4ポンド程度でした。日本の魚とは食い方、引きが全然違く初日としては満足でした。
[釣り2日目]
ボートに道具を置きっぱなしのため、用意がすぐに終わり初日より早く出船。お決まりのトップで開始。狙うは10ポンド!ビックベイトから開始したが、アベレージサイズしか釣れず、何匹か釣り、ワッキーに変更。何匹か釣った後、立ち木の真ん中に投げてフォーリング、アタリがありフッキングしたらすごい引きで、なかなかあがって来ない。ラインが立ち木に絡んでおり、その横約1メートル右で推定8ポンドクラスのバスがジャンプした。私はここで立ち木に巻かれるわけにはいかないと強引に引き出し、やっと平場へ誘導した瞬間、下に一気に走られた。そして25ポンドを切られてしまった。いくらデカイ魚だからといってポンドのラインを切られるとは思っていなかった。確かめると木でラインがズタズタだった。30ポンドを巻いていたら、もっと慎重にしてれば…など悔やみに悔やみきれなかった。クランクやミノー、ワームなどで約30本釣って、最高4ポンドハーフで2日目を終了した。ミノーの早巻きジャークでの釣りは日本ではあまりやったことのない釣りでそれはかなり面白かった。またロッジの方が教えてくれたワームの釣りもかなり楽しかった。私も50アップは釣れたが、その日は同船者Yがフットボールジグで夕方爆釣し、最後に64.5cm、9ポンドを釣り上げた。逃がした魚はデカイと言うが朝一の魚は本当にデカかった…。かなり悔しい一日だった。
[釣り3日目]
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ついに最終日が来てしまった。楽しい時間はあっという間に過ぎていき、日本ではなかなか釣れない50アップを何本も釣り、満足はしていた。しかしいつかは行きたいと思っていたメキシコでのバスフィッシング。大学での繋がりから海外でバス釣り旅行の代理店をやっている先輩がいるとの話を聞き、卒業旅行に行けたらいいなぁなんて思っていたが本当に実現した。海外で釣りをするという夢は今回の旅行で叶った。日本ではほぼ叶うことのない60アップ10ポンドオーバーを釣りたいと今回意気込んできたが、初日と2日目では叶わなかった。初日の53cm4ポンドハーフが2日目までで一番大きな魚だった。3日目にこれ以上大きな魚が釣れなければあの逃がした魚が一番デカかったと悔しい思いをして日本に帰ることになる。それだけは避けたかった…。3日目の朝一、ガイドのマリオは朝からトップではなく、前日に同船者Yが釣ったポイントでラバージグを使ったほうが良いと言ってきた。ポイントはロックエリアの6mから落ちこむブレイク。同船者Yは前日に爆釣したフットボールでポンポン釣っていくが私は釣れない…。私はもっと広く早く探ろうとノーマンのディープクランクに代えた。これは6mくらい潜るのでこのエリアに最適だと思った。始めの5キャストぐらいで3〜4ポンドくらいの良いバスが釣れた。同船者Yは釣れるがサイズはアベレージくらいで、クランクはなかなかなバス。これで釣れるかもと思った3キャスト目にいきなり巻けなくなった。明らかにさっき釣ったバスよりも引きが強い。デカイ!と思うと同時に前日に逃がしたバスを思い出した。絶対に逃がしたくなかった。かなり慎重にファイトし、ドラグもちゃんと出るように調節し、強い引きに耐えた。ジャンプした瞬間にガイドのマリオはネットをとり「グランデ!」と叫んだ。明らかに前日逃がした魚よりも大きかった。そして手前に引き寄せ、ネットに入った瞬間頭の中が真っ白になった。マリオがフックを外してくれ、計ると62cm、9ポンド。夢の10ポンドオーバーではなかったけれど60アップだった。その後ワッキーで同船者Yが9ポンドハーフを釣り上げた。日没まで釣りをしたがそれ以上デカイのは釣れなかった。最後に釣りたいと思ってなかなか釣れなかったティラピアが釣れて嬉しかった。計22匹釣って、メキシコでのフィシングが終わった。最高の一日でした。
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[帰路]
釣りが終わり、ロッジに一泊して最後にお世話になったロッジの方々と記念写真を撮り、朝ロスモチス空港へ送迎してもらった。車で空港まで約3時間の移動で帰りはあまり寄り道はなく、コンビニに一回寄っただけだった。空港に到着後荷物を預けた。今回も行きと同様にオーバーチャージ料がとられると思い、友人Yのロッドケースと私のをテープで一つにまとめて一つ分にしようとしたが追加料金はまったくかからなかった。ロサンゼルス空港までの飛行機が遅れており、その間に昼食を済ませかなり空港で待ってから出発した。必要書類もフライトアテンダントの方に聞きながらなんとか書けた。3時間でロスに到着。入国審査も行きで経験した分スムーズにでき、荷物を受け取りバス乗り場へ。帰りはロサンゼルスで一泊することになっており、フリーのバスでホテルまで行かなくては行けない。かなり多くのバス停があったが、職員の方が案内してくれたのでスムーズに乗車できた。移動時間は約15分で宿泊するホテルに到着後、近くの店で夕食を済ませた。ホテルの近くはコンビニやファーストフードがあり不自由はしなかった。そして次の日早めに出てロサンゼルス空港に到着後、荷物を預け朝食を食べた。その後時間があったので免税店などで友人などへのお土産を買った。免税店では航空券が必要でフライトまでに買わないといけないのだが、私たちはじっくり選び過ぎギリギリだった。ロサンゼルスはかなり日本人が多くいました。搭乗口で免税品を受け取り、いざ日本へ出発。約10時間で成田に到着した。そこからバスで3時間、電車15分で自宅へ到着して夢のメキシコ旅行は無事終了した。
[感想]
釣りをする環境が日本と違い、日差しがもの凄いので日焼け止めや長袖、偏光グラスは必需品だと思います。また私は乾期に行ったので暑いですがカラッとしていて汗があまり出ませんでした。体調を崩さないようにこまめに水分は摂ったほうが良いと思います。私と友人Yはパターンを見つけ9ポンドクラスを手にしましたが、現地で話を聞くと4ポンドクラスしか釣れない方もいました。日本のタックルでも全然大丈夫で、ルアーもほとんど無くすことはありませんでした。ラインの換えは多く持って行った方がデカイのを逃がさなくて済みます。メキシコに行けばデカイのが釣れると思っていてもそこはやはり生き物相手なので絶対ということはありません。ただ日本よりはその確率が間違いなく高いということは間違いありませんでした。また英語、スペイン語が現地で主に使われていましたが、私みたいにほとんど英語ができなくてもちゃんと行くことができ、楽しんでこられました。もっと英語ができれば…。英語を話せるぐらいになってまた絶対行きたいと思います。それにしてもメキシコのレイクバカラックは凄い所でした。
今回のメキシコ旅行は私にとって初の海外旅行で、どうすれば良いのか全く分からない状態でしたがバッシンヘブンの小松勇介さんのお陰で一生心に残る旅行になりました。大変感謝しております!
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