ロッジで過ごす最終日の夜、
僕は再来を心に決めました。
実は、今回の旅は僕にとって
「生涯で最初で最後のイベントかもな」
って、考えてたんです。
あの最終日を迎えるまでは…
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2008年11月12日
成田空港を出発しロスモチス空港までは、
日付変更線のおかげで4時間ほどで到着しました。笑
(実際は22時間ほどかかってます)
通常なら疲れ果ててそうですが、
何といってもそこは夢の舞台バカラック!
ロッジから月明かりのみで眼下に広がるバカラックの湖面を見れば、
疲れたとか言ってられませんよ!
そして翌朝。
まだ暗いうちから容赦なくロッジのスタッフに起こされる。
朝食を一気にオレンジジュースで流しこみ、「バモノス!!」
フィッシングガイドはバカラック名ガイドの「ジン」。
あの今江プロをガイドしてたジンが一緒なので心強い。
まずはトップを投げる。
・・・と、早速同行者三浦氏に60UP、8Lbsが挨拶!
いきなりドデスコン級?! マジかよ!?
これで初日の朝にあっさりと彼は
自己記録を更新してしまったのは言うまでもない・・・
僕のザグバグスリーフックにもドカーンど出るも、
一発で水中立木に持ってかれ、あえなくフックアウト。
その後、シャローフラットで小松氏のマキラバに
これまたロクマル8Lbs級!
ロッジでシエスタも早々に作戦会議に余念なし
このあたりから完全に「デカバス」の感覚ずれてきます。
僕もそのあと、なんとか同じサイズを
バクラストンで獲れましたが、
なんかフツーに感じちゃって。
ただ、やっと釣れたよ〜としか思えない。
でも・・・今考えると、
初日の午前中だけで全員がロクマルを釣るなんて、
考えただけでも恐ろしいですよね。
そして2日目。この日ドラマがおきましたね。
ロックの岬にかかるブッシュから9.5Lbsを
必殺クランクで小松氏が釣りあげ、
その後もメキシカンワッキーで(反則ですよ〜)
イブニングタイムに数を重ねていく。
僕と三浦氏はジンの言うとおり、
トップを投げ続け7〜8Lbsを1尾づつ。
連発の小松氏に煽られ、2日目終了も迫っていたが、
ジンに「もう一回同じところを流して」となんとか伝える。
そこで事件が起こってしまうわけですよ、、
三浦氏のトップウォータープラグが水面を気持ちよく泳いでいると
そこに予告なしの突然の爆破テロ!!
ホントにあれは「爆発音」ですね。
バカラックバスのトップは・・・
彼も、未だかつて味わったことがないであろうファイトに
全身怯みながらも、なんとか、必死で
釣り糸を手繰り寄せ・・・
ジンのネットフォローでそいつを獲ることができた。
ウェイトを計ってみると…
「オーバーテン!!」
なんと10Lbsオーバー!!
この日の釣り終了後、三浦氏はマルガリータ片手に、釣れたルアー(YAMATO)と、そこについた歴戦の歯型をじっと見つめながら
ニタニタしてキモチワルイ・・・
が、その気持ち非常によく分かります!笑
でもテンポンドオーバーなんて、、人生の中で何匹も釣れるもんじゃないからね。三浦氏の釣り人生に新しい歴史が刻まれた瞬間でした。
いゃ ほんとおめでとうございました!!
・・・次の日から僕は10Lbの魔力に洗脳されてましたね、完全に。
結局この日獲れた最大は9Lbが最大魚。
明日の最終日に望みをかける。
そして最終日も笑ったのは三浦氏だった。
ウェイトこそ8.5Lbsだったものの、
64pのビッグバスを釣りあげた。
小松氏、三浦氏が沖でベイトを捕食するバスのパターンでミドル級(と言っても4〜6Lbsの楽勝55サイズなんですけどね)で楽しむ中、僕は「10」の魔力から逃れられず、とうとう夕日も完全に沈みきり、撃沈。
最終日、僕が投げまくったルアーは、
焦りと殺気がムンムンだったんだと思います。
ま、今思えば
あんな状態じゃバスにも嫌われるわな…って反省してます。
何が大事かって、まず「楽しむ」って事ですからね!
で、アッというまにロッジにのみんなともお別れの日。
名残惜しいですが、次回へのテーマを残して今回は切り上げ。
”忘れ物を取りに行く”気持ちでまた来ようって決めました。
ロッジのマネージャーにも
「また来るな!」って言ってきちゃいましたしね。
今回の旅はバッシンヘブンの小松氏が同行だったので
いろんな面で安心で快適した。
そして意外だったのは、
メキシコってそんな遠くないなって今は感じてます。
さらに、完全に英語すらできない僕でも、なんとかなるなって。
はっきりいって、行ったもん勝ち!!な訳ですよ、
で、行っちゃえば、
あんなラテン系情熱的グランデバスと戦えるわけですよ!
ほんとパワーとかハンパないですから。
下手すると25Lbsラインなんて2秒で瞬殺ですよ。
日本で釣りしてて、「それ、言いすぎ!」って思う方
嘘かどうかその眼で確かめてきて下さい。
最後に、この旅に関わって頂いた皆様、僕の夢を一つ実現させて頂きありがとうございました!
そしてバッシンヘブンスタッフ様、次回も是非おねがいします!
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